【50代女性向け】自然栽培米と普通のお米の違いと、おいしさを徹底解説!栽培地域も紹介!

最近、健康や美容に気を使う50代の女性に注目されている米があるとのことを聞きつけ、出張ついでに自然食品店を見漁ってきました。

そこで目にしたのは【自然栽培米】です。

一見普通のお米と変わりないように思えますが、実は栽培方法に大きな違いがあります。
今回は、自然栽培米と普通のお米の違いや自然栽培米のおいしさについて調べてみました。

おすすめの自然栽培米の選び方や保存方法についてもご紹介します。

私、中路が調べて感じたことは、「高いものには理由がある」
ぜひこの記事を読んで、毎日のごはんの「質」を今一度考えていただきたいです。

そもそも自然栽培米と普通のお米の違いとは?

自然栽培米とは、その名の通り農薬や化学肥料、有機肥料などを一切使用せずに自然のままで栽培されたお米です。
自然の力を利用して稲を育てるため、生産量は慣行(普通)栽培に比べてかなり少なくなるとのこと、、

栽培年、生育状況によっては、見込まれる収量の半分しか収穫できず価格が上がることもあるそうです。
ただ、育てたお米は化学物質を一切含んでおらず、稲本来の力だけで育つため、安全と言われています。

1.自然栽培米の栽培方法

食物は養分として、N(チッソ)、P(リン酸)、K(加里)の単体で、この肥料の3要素を地中の菌が分解・吸収して成育します。化学肥料は、初めから肥料のN・P・Kを人工的に分解し、そのものを与え、稲や植物が吸収します。

自然栽培米の栽培方法は、大きく分けて以下の3つの工程に分けられます。

●準備
●栽培
●収穫

準備(土づくり)

自然栽培米の栽培を行うためには、田んぼの準備(土づくり)が最も重要です。
田んぼの土壌を耕して、雑草を抜き、水路の整備を行います。また、田んぼの周囲に雑草が生えないように、防草シートを敷いたり、雑草を刈ったりします。

3~4月 荒起こし:トラクターなどで田んぼを大まかに耕す作業


良い土には、独特の香りがします。この香りは、土の中の「放線菌」とよばれる微生物で、食物の生育にも良い影響を与えているそうです。

    畦塗り:田んぼから水が漏れないように、外周の畦をきれいに塗り固める作業

4月~5月 代かき:田植えに備えて、田んぼを平らに均し、土をトロトロにする作業


7月 溝切り:水はけを良くするために溝を切ります。

栽培

準備が整ったら、苗を植えます。苗は、田んぼで育てた苗や、種籾からハウスや田んぼで育てた苗を使用します。
苗を植える際は、田んぼの水位を調整して、苗が浮かないように注意します。

除草剤や農薬は一切使用しないので、当然ですが稲が成長するにつれて、大量の雑草が生えてきます。
こまめな除草作業(手作業や機械除草)はかかせません。

自然栽培米の栽培農家によると、この除草作業がもっとも労力と時間がかかるそうです。
また、除草作業を怠ると害虫の発生源となり、最終的に栽培中のお米に被害が及ぶことになります。

もし稲の病害虫が発生した場合は、自然の力で防除するしかありません。
例えば、天敵の昆虫・動物を放したり、ドローンで風をあてて飛ばしてしまうこともあるそうです。
また、そもそも病気に強い品種を選ぶことで、労力削減と病害虫の被害を抑えています。

収穫

稲が収穫時期を迎えたら、刈り取りを行います。刈り取った稲は、乾燥機やはさかけを行い、籾をしっかり乾燥させます。その後、脱穀機で籾から玄米を取り出します。
このあたりはどの栽培方法でも同じでした。

ただ、収穫量は慣行栽培に比べ、半分になることもあるそうです。
単純に手間暇かけて、半分だと価格も倍になるのでは、、と私自身感じました。

自然栽培米の栽培のコツ

自然栽培米の栽培は、慣行栽培に比べて手間がかかります。
以下に、自然栽培米の栽培のコツをご紹介します。

田んぼの土壌を良い状態に保つ
収穫後、稲わら全量のすき込み、栽培前の

苗をしっかりと植える

雑草をこまめに除草する・病害虫の被害を抑える

自然栽培米のメリットとデメリット

普通栽培のお米と比較し、自然栽培米のメリット・デメリットはどのようなことがあるのでしょうか。栽培などみていると収穫量が安定しない場合、価格に影響してくるのでは、と感じました。そもそも栽培している農家さんが少ないので、世の中に出回る量も多くはないと感じました。

自然栽培米のメリット

  • 栄養価が高い
  • おいしい
  • 環境に優しい

調べていると様々なところで自然栽培米は栄養価高いと言われていました。ただ、何を根拠に栄養価が高いのかがイマイチ理解できませんでした。あまり鵜呑みにするのは良くないかもしれません。
ただ、当初のイメージとしては有機肥料などを使用し、育てたお米の方が養分が稲に行き渡り栄養価が高いと思っていました。

農薬・肥料を一切使用せず栽培できる農法で言えることは、「自然の力は偉大」であるということです。稲が自力で養分を吸う本来の力は、想像を超えて養分を蓄えることができるようです。

人間も米も、肥料を与えて楽をさせては良いものにはならない、ということでしょうか、、、

デメリット

  • 生産量が極めて少ない
  • 栽培に手間がかかる
  • 生産者が少ないため価格が高い

自然栽培米は、栄養価が高く、おいしいお米として人気があります。しかし、生産量が極めて少なく、栽培に手間がかかるため、普及が進んでいないのが現状です。

普通のお米の栽培方法とは?

普通のお米は、農薬や化学肥料を使用して栽培されます。これにより、害虫や雑草の発生を抑え、大量生産を可能にします。しかし、その分、土壌や作物に化学物質が残り、お米の品質や安全性に疑問が生じることがあります。

化学物質の使用の有無で異なるお米の品質

化学物質の使用の有無により、自然栽培米と普通のお米の品質にも違いが生じます。自然栽培米は、土壌が健康で栄養価が高く、食べた時に体に優しいと言われています。一方、普通栽培のお米は、化学肥料の影響を受けて、土壌の微生物が失われ、微生物によって成り立っていた土中の生態が崩れてしまい土の保水力や保肥力を失ってしまうことがあります。土壌が死んだ状態になり、作物が育ちにくい田んぼになってしまいます。

栄養価

自然栽培米は、慣行栽培米に比べて栄養価が高い傾向があります。これは、化学肥料や農薬を使用しないため、土壌の中の微生物が活発に働き、栄養素が豊富になるためです。

環境への影響

自然栽培米は、化学物質を使用しないため、環境に優しいと言われています。化学肥料や農薬は、土壌や水質を汚染する原因になりますが、自然栽培米は、そのような環境負荷を軽減することができます。

生産量

自然栽培米は、慣行栽培米に比べて生産量が極めて少ない傾向があります。これは、雑草や病害虫の被害を受けやすく、手作業で除草や防除を行う必要があるためです。

価格

自然栽培米は、慣行栽培米に比べて価格が高くなる傾向があります。これは、収穫量が少なく、栽培に手間がかかるためです。
このように、化学物質の使用の有無によって、お米の品質や環境への影響、生産量、価格などに違いがあります。

自然栽培米のおいしさを徹底解説!


自然栽培米のおいしさは、普通のお米とは一味違います。その秘密は、以下の要素にあります。

自然栽培米の食感と風味

自然栽培米は、土壌の栄養分をたっぷりと吸収して育つため、つややかな食感と豊かな風味が特徴です。噛むほどに広がるお米の旨みを存分に楽しむことができます。

食感

自然栽培米は、もちもちとした食感を楽しむことができます。これは、化学肥料や農薬を使用しないため、しっかりと熟成するためです。

また、自然栽培米は、雑味がなく、お米本来の甘みを感じることができます。

※品種によって異なります。

風味

自然栽培米は、豊かな風味を楽しむことができます。これは、化学物質の使用により、お米の風味や香りが損なわれるためです。

また、自然栽培米は、土壌の中の微生物が活発に働き、旨味成分が豊富になるためです。

具体的には、以下の特徴が挙げられます。

もちもちとした食感
雑味がなく、お米本来の甘み
豊かな風味
旨味成分が豊富
ただし、自然栽培米の食感や風味は、品種や栽培方法によっても異なります。

また、炊き方によっても、食感や風味は変化します。

自然栽培米をおいしく炊くためには、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

  • 米をしっかりと研ぐ
  • 水加減を調整する
  • 炊飯時間を調整する

自然栽培米の甘みとコク

自然栽培米は、自然の力を借りて栽培されるため、甘みとコクが豊かです。お米本来の自然な甘さが口の中に広がり、ごはんそのものがおいしく感じられます。

自然栽培米の栄養価と美容効果

自然栽培米は、化学物質を使用しないことにより、栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富です。また、お肌の美容効果も期待できます。ストレスフリーな栽培方法で育ったお米は、お肌にもやさしく、美しさを引き立てます。

おすすめの自然栽培米の栽培地域を紹介!

自然栽培米のおすすめの栽培地域は、以下のとおりです。

北海道産の自然栽培米


北海道は、広大な自然環境と豊富な水源があるため、自然栽培米に適した地域です。厳しい寒冷地で育ったお米は、甘みや食感が格別です。

新潟県産の自然栽培米

新潟県は、美しい自然環境と豊かな水に恵まれています。自然栽培米の中でも特に評価が高く、独自の品種や栽培方法があります。

岡山県産の自然栽培米

岡山県は、温暖な気候と豊富な日照時間があり、自然栽培米に適した地域です。おいしいお米が栽培されることで知られています。

「木村式自然栽培」を広めている、NPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会があり、多くの自然食品店から木村式の名前があがっていました。

NPO岡山県自然栽培実行委員会/自然栽培のある暮らしを、岡山から。時代はBeyond Organic へ!
奇跡のりんごで知られる木村秋則氏が提唱する「自然栽培」で農と食を考える、岡山のNPO団体のページです

自然栽培米と普通のお米の選び方と保存方法

自然栽培米の選び方とお米の保存方法と鮮度の保ち方

自然栽培米を選ぶ際には、品質や栽培方法の情報を確認することが重要です。

お米を美味しく食べるためには、適切な保存方法が必要です。密閉容器に入れ、直射日光や湿気を避けることで鮮度を保つことができます。また開封後は早めに食べ切るようにしましょう。

以上が、自然栽培米と普通のお米の違いやおいしさ、おすすめの栽培地域、選び方や保存方法についての解説です。健康や美容に配慮したお米を選んで、おいしいごはんを楽しんでください!