8月18日は「お米の日」 ~日本人の食卓と、お米への感謝の日~

お米のうんちく

日本人のソウルフード・お米。
そのまま食べてよし、おにぎりにしてよし、どんぶり物やカレーライスにと幅広い食べ方で愛されています。

今回は、日本人に愛される「お米」の記念日についてご紹介します。

「お米の日」の由来

みなさんは、8月18日が「お米の日」だとご存じですか? その由来はとてもユニークで、「米」という漢字を分解すると「八」「十」「八」になることから、この日が記念日に制定されました。

また、お米の日の由来には、「お米を作るには88もの手数がいるから」という説もあります。

一粒一粒に大地の恵みと人の手間が宿るお米。「お米の日」は、いつものごはんに改めて感謝し、未来へつないでいくための日でもあります。

日本人とお米の深い関係

お米は縄文時代後期に稲作が伝わって以来、私たちの暮らしに根づいてきました。炊きたての白ごはんを茶碗によそったときの湯気や甘い香り、海苔で包んだおにぎりを頬張ったときの安心感…。

白ごはんやおにぎりを始めとして、寿司、餅、炊き込みごはん、丼物、雑炊など、季節や行事と結びついた料理の数々は、単なる「食べ物」以上の意味を持っています。お米は食卓を囲む時間をつくり、地域の文化や記憶をも形づくってきたのです。

「お米の日」にやってみたいこと

年に一度の「お米の日」。
せっかくだから、いつもよりお米を楽しんでみませんか。

ちょっと贅沢な品種を炊いてみる

いつものお米を変えるだけで、香りや粘りが新鮮な驚きに。
コシヒカリのしっかりした甘み、ミルキークイーンのもっちり感……食卓が一層華やぎます。

家族でおにぎりパーティー

炊き立てをそれぞれの手で握ると、会話が弾みます。
梅干しや鮭はもちろん、バター醤油やチーズなどの変わり種も。三角・俵・丸…形でも盛り上がります。

精米したてのごはんを食べる

お米は精米直後がいちばん香り豊か。購入時は精米日をチェックしてみてください。
玄米を買って自分で精米して食べるのも美味しいですよ。

8月半ばには「早場米」と呼ばれる新米も出てきてるよ

郷土料理に挑戦

土地ならではの食べ方を再発見。
福井なら「へしこ茶漬け」や、おろしそばのお供にソースかつ丼を合わせるのも地元ならではの楽しみ方です。

「へしこ」は鯖や鰯などの魚を塩漬けしたあと

糠に漬け込んで熟成させたもの

とっても塩辛いのでご飯やお酒がすすむ……!

お米の保存とおいしさの秘訣

お米をおいしく食べるには保管方法が重要です。

  • 冷暗所(15℃以下)で保存
  • 夏場は冷蔵庫の野菜室がおすすめ
  • 精米後は1〜2か月以内に食べきる

炊くときは軽く研ぎ、しっかり浸水させてから炊飯を(30分から1時間が目安)。
炊き上がったらすぐにほぐすと、ふっくら感が長持ちします。ちょっとした工夫で、毎日のごはんがぐっとおいしくなります。

空気に触れるとお米が酸化するので

買い置きするなら真空パックのお米がおすすめ

「お米の日」にお米の魅力を再発見しよう

8月18日の「お米の日」は、日本の食文化を支えてきたお米に改めて感謝し、その魅力を再発見する日。食卓に並ぶ一杯のごはんには、田んぼを見守ってきた農家の努力や自然の恵みがぎゅっと詰まっています。

今日は、お茶碗を手にしたときの湯気や香りを、少し立ち止まって味わってみませんか? その一口が、家族の笑顔や、心地よいひとときをつくってくれるはずです。

ごはんを味わうことは、日本の四季と歴史を味わうこと

一番ぴったりな気持ちを押してね!

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