グルテンフリーとは?みんな大好き「小麦粉」と大注目「米粉」

近年、健康志向の高まりを受けグルテンフリーな食生活が注目されています。

グルテンとは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種です。これを摂取しない食事がグルテンフリーです。

今回はこのグルテンを中心に「米粉」「小麦粉」の違いやそれぞれの良いところ・悪いところをご紹介します。

グルテンへの理解と米粉の活用方法を紹介

そもそも小麦に含まれるグルテンとは?

グルテンとは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種です。具体的には、グリアジンとグルテニンという2種類のタンパク質が水と結びついてできるもので、生地の粘り弾力性を生み出します。

グルテアニン…ゴムのような弾力を持っており、伸びにくいたんぱく質

グリアジン…弾力は低いが粘着力が強く伸びやすいたんぱく質

みんな大好きなパンやパスタなどのあのもっちりとしたおいしい食感

正体はなんと「グルテン」だったのです!(←全てではない)

おいしいとは言え、小麦製品で私たちに身近に怖いことと言えば、やはり小麦アレルギー

グルテンを含む小麦に対するアレルギー反応で皮膚の発疹、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど、さまざまなアレルギー症状がでる方もいますね、、、

小さなお子さんがいる家庭では、小麦粉から米粉を使用することが増えているようです。これもやはりアレルギーを気にしてのことかもしれません。

その他、あまり聞きなじみのない病気では、

  • セリアック病
  • グルテン不耐症

などがあります。

一部の人々にとって、グルテンは消化不良やアレルギー反応を引き起こすようです。

小麦粉は3種類に大別される?

粒子の大きさ・グルテンの量で「強力粉」「中力粉」「薄力粉」の3種類に分けられます。

いずれも70%は炭水化物、6~15%程度はたんぱく質で構成されています。

米からできる米粉の役割

グルテンフリーの食事において、米と米粉は重要な役割を果たします。

米は、世界中で広く消費されている主食であり、グルテンを含まないため、グルテンフリー食として理想的です。

さらに、米粉は、パン、ケーキ、クッキーなどの焼き菓子を作る際に小麦粉の代替品として使用しやすく、栄養価も高く・消化しやすいなどの特徴があります。

米粉と小麦粉の違い


米粉と小麦粉にはいくつかの重要な違いがあります。

米粉

グルテンを含まないため、グルテンフリーの食事に適しています。

小麦粉に比べてやや重く、焼き上がりの食感が異なりますが、適切な調整を行うことでおいしいグルテンフリー料理を作ることができます。

小麦粉

グルテンを含み、パンやパスタなどの食品に独特の食感を与えます。この食感が好きな人は多いですね。

米粉を使った健康的な料理


米粉を使ったグルテンフリー料理には、さまざまなバリエーションがあります。

パンケーキ

小麦粉から米粉に変えるだけでOK!意外とフワッとした食感は変わらないようですね。

パン・ピザ

小麦粉パンと比べても大差ないほどにもっちりとした食感になります。

米粉を使ったピザ生地は、小麦粉のピザとは異なる独特の風味と食感が楽しめます。米粉と水、オリーブオイルを混ぜて発酵させ、トッピングを載せて焼くだけです。

米粉パスタ

米粉から作るパスタは、グルテンフリーのため、消化が良く、健康的です。市販の米粉パスタを購入することもできますが、自宅で手作りすることも可能です。

ベトナム料理のフォーは、米粉を使った麺料理の一例です。米粉から作るフォーの麺は、つるっとした食感が特徴です。

米粉クッキー

米粉を使ったクッキーはサクサクとした食感になります。チョコチップクッキーやバタークッキーなど、多様なバリエーションが楽しめます。

それぞれグルテンを含まないだけでなく、米粉の栄養価が高く、消化も良いため、健康的な選択肢となります。さらに、米粉はビタミンB群や鉄分を含んでおり、健康維持に役立ちます。

それぞれのメリットを理解して、最適な食生活を!


グルテンフリーの食生活は、健康を意識する多くの人々にとって魅力的な選択肢です。

米と米粉をうまく活用することで、美味しくて健康的な料理を楽しむことができます。

小麦粉との違いを理解し、適切な調整を行うことで、グルテンフリーの生活を豊かにすることができるでしょう。

健康を大切にしながら、新しい料理の可能性を広げてみてください。