お餅に『あるもの』を入れる地域があるらしいので調べてみた

こんにちは!
タナカ農産の山口です!

今回は、お餅に『あるもの』を入れている地域があると聞いて調べてみました。

石川県の方にお聞きしました

石川県在住のTさんと話していた時におもちの話題になり、
お餅事情について教えてもらいました。

福井県では鏡餅は白い丸餅の2段が一般的なのですが、
石川県は紅白もちを重ねて鏡餅にするそうです。

Tさん
Tさん

石川県は紅白もちを重ねて鏡餅にしますね

しかも、お餅には必ずと言っていいほど「あるもの」を入れているのだとか。

その「あるもの」とは・・・?

なんと「お塩!」

石川県ではお餅に塩を入れることが普通であり、
福井県のように塩なしのお餅は「味気なく感じる」とのことです。

Tさん
Tさん

石川県のお餅には塩が入っているのが普通です。

隣の県なのにそんな違いがあったとは知りませんでした。

なぜおもちに入れるの?

では、なぜ石川県ではお餅に塩を入れるのでしょうか?

おもちの甘みを引き立てる

一つの説としては、お餅に塩を入れることで、
もち米本来の甘味が引き立ち、美味しく食べられるのだとか。

保存しやすくする

また、塩を入れることで保存しやすくなるため、長い冬に備えるという意味もあるそうです。

宗教的な意味合い

また、塩は清めの象徴でもあり、悪いものを払い清める力があるとされています。

お正月やお祭りの際には、お餅に塩を入れることで、無病息災や幸せを願い、新たな年を迎える準備をするという意味合いもあるそうです。

地域によって違いがあるのが面白いですね♪

もち米の種類

お米にコシヒカリ、ミルキークイーン、あきたこまちなどの品種があるように、
もち米にも品種があることをご存知でしたか?

石川県で一般的な品種のもち米は「カグラモチ」「白山モチ」などがあるそうです。

タナカ農産で販売しているもち米は「タンチョウモチ(丹頂餅)」という品種です。
晩生(おくて)の品種でもちもちとした食感と豊かな甘みが特徴です。

実際に石川県のお餅を買ってみた

というわけで、実際に買ってみました。

しっかり紅白になっていて、めでたいハレの気分になれますね。

福井県で売っているところを探したところ、
最近福井県にできた、イオンスタイル「そよら」に売っていました。

石川県以外でも、年末年始の時期だと大手のスーパーには置いてありそうです。

製造者は「株式会社 六星」さんで、石川県の会社です。
原材料にも、しっかり「食塩」と書いてありました。

Tさんが言っていたことは本当だったんだ。。。!!!

まずはシンプルに焼いてみた

買ってみたら、実際に食べてみたいですよね。

というわけで、紅もちをシンプルにトースターで焼いてみました。

トースターの案内通り、タイマーを5分にセットして。。。

しまった!焼きすぎた!!!(3分ほど経過時点)

上の方が少し焦げてしまいました。。。

でも大丈夫!焦げた部分だけ避けて美味しくいただきました。

ほんのり塩味があり、お醤油などをかけずにそのままでも食べられます。

また、上のカリッと焼けた部分はかき餅を食べた時のよう。

反省点としては、
焼きが足りず中に熱が入りきってなかったので、硬い部分がありました。

先に電子レンジで柔らかくしてからトースターで焼くと、
さらに美味しく食べられそうです。

お雑煮にして食べてみた

白もちが残ったので、こちらはお雑煮にして食べてみました。

福井県では、お味噌と出汁でおもちを煮込み、鰹節をかける家庭があります。

もちろん全員ではないですが、
私の家では毎年お正月にこのシンプルなお雑煮を食べています。

実際に食べてみたところ、
お味噌汁の塩味が加わったことで、
塩無しのおもちと変わらない味わいになっていました。

石川県はすまし汁文化のようなので、
そちらの味わいにマッチするのかもしれません。

お雑煮の地域の違いについての記事もありますので、よかったら読んでください。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「石川県のお餅には塩が入っている件」について
調べてみました。

調べた結果、実際にお餅に塩が入っており、
美味しく食べることができました。

皆さんも興味があれば購入してみてください。

一番ぴったりな気持ちを押してね!

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