おむすびのことを「おにぎり」「握り飯」などとも言いますよね。
タナカ農産のある福井市東郷地区ではおむすびのことを「おつくね」と言います。
隣接の上文殊地区には古くから奈良の東大寺の荘園があり、米どころとして有名な福井市東郷は、「おつくねのまち」として親しまれています。
「おつくねのまち」東郷のことをもっと知って、ぜひタナカ農産と「おつくねの町」東郷地区のファンになってください。
「おつくねのまち」の由来
東郷地区は「おつくねのまち」。
その由来はもちろん、東郷地区が昔から米どころだから。
それに加えて、米粒が集まって人をしあわせにする「おにぎり」のように、「ひとり一人の人間が集まって、大きなおいしいすばらしいものができる。」というポリシーから名づけられました。
福井市東郷地区について
東郷地区は、福井市の中心地から6km南東に位置する、自然と歴史に恵まれた地区です。
地域の北側には足羽川が流れ、扇状地として古くから荘園が存在しました。これらの田園に水をひくための幹線用水が流れており、その中でも東郷街道と並行して流れる堂田川(どうでんがわ、と読みます)は世界かんがい施設遺産「足羽川用水」の一部です。
堂田川沿道には織田信長と戦った朝倉氏ゆかりの寺院や造り酒屋が存在し、近くの一乗谷朝倉氏遺跡とあわせて観光資源となっています。
47/48:東郷地区 わがまちトリセツ
https://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/mati/tiiki/chiikitantou_d/fil/47.pdf
冬には田んぼ一面が雪景色に。
水に恵まれた福井ならではの風景で、美味しいお米が育つ環境が整っています。
司馬遼太郎の「街道をゆく」より
昔から米どころとして有名な東郷地区は、司馬遼太郎が書いた『街道をゆく』(18巻「越前の諸道」)に
「道を折れてほどなく、東郷という美しい在所に入った。集落は道路の両側に軒を並べており、その道路の中央を、幅広い溝川が、走るように流れている。水は浅く、そのまますくって飲めそうなほどに澄んでいた。(以下略)」
と記されています。
『街道をゆく』で語られたこの溝川は堂田川(徳光下江守用水路)のことですね。
昔懐かしい風情がただよう東郷の川沿いを季節の花がいろどります。
錦鯉も泳ぐ堂田川の東郷大橋付近にある河童のブロンズ像は、地域の人たちが季節に合わせて着せ替えていますよ。

河童のデザインは「せんとくん」でおなじみ籔内佐斗司さん
「おつくねの町」のシンボルを探してみよう
さて、「おつくねの町」らしい看板などが東郷地区には点在しています。
まずは越前東郷駅からご紹介します。
越前東郷駅
電車を降りると、年季の入ったおつくねの看板に「おかえりなさい」と迎えられます。
越前東郷駅は、JR越美北線(九頭竜線)の一両編成の電車が停まるのどかな駅です。
シンプルなオレンジの車体が基本ですが、時間によってはラッピング電車を見られることも。
戦国時代などをイメージした「戦国列車」、福井の名石・笏谷石の薄い青緑色の車体「笏谷ブルー」、九頭竜の恐竜と化石や日本一美しい星空をイメージした「ディノスター号」が走ります。

これが戦国列車
偶然出会えたらラッキー☆
こちらは越前東郷駅の正面がわ。
おつくねのマークも現代的です。
きれいに片付いた無人駅の駅舎には、地域の人たちの地元愛を感じます。
駅舎にはかわいいイラストの東郷地区の案内看板もありますよ。
もちろん「おつくね」の紹介もしっかり書かれています。
東郷公民館
タナカ農産から350mの距離にある福井市東郷公民館でも「おつくねの町」の看板が出迎えてくれます。
年月を感じる看板の色に、昔から「おつくねの町」としての歴史を感じますね。
おつくねバス
東郷地区を中心にコミュニティバス「東郷おつくねバス」が循環しています。
東郷地区は福井市の中心部から離れた場所にありますが、コミュニティバスとの連携で市街地や主要な医療機関へのアクセスを容易にし、地域の足となっています。
おつくね祭り
8月には、「おつくねの町」の名にちなんだ「おつくね祭」という夏祭りが地域を挙げて開催されます。
2025年は8/9(土)〜8/10(日)に開催されます。

タナカ農産も協賛しています
おつくね祭りでは「おつくね無料配布」、「たわら運びリレー」、「わらすべ投げ選手権」(わらすべ=稲わら)といったお米にちなんだイベントやゲーム大会が行われます。
さらに、楽器演奏、お化け屋敷、そして焼き鳥や飲み物、射的などの販売ブースもあります。

リレーやゲームに勝つとお米などいろんな景品がもらえるみたいよ
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タナカ農産と近くの観光地
タナカ農産は福井市下東郷町にあります。
北陸新幹線の走るJRやハピラインの福井駅から南東に約8キロ、高速道路(北陸自動車道)の福井インターチェンジから約3キロの距離です。
福井駅
毎年冬には雪が降ると「氷河期がきた」とSNSで話題になる福井駅です。
たくさんの恐竜たちが観光客を楽しませます。

恐竜は動くし鳴くよ、大迫力!
一乗谷朝倉氏遺跡
タナカ農産から約5km進むと名勝・一乗谷朝倉氏遺跡があります。
朝倉氏遺跡は、戦国時代の城下町全体が遺跡となって残された、全国でもまれな大規模遺跡です。
一乗谷を縦横に走る道路に沿い、武家屋敷、商人や職人達の住む町屋などが復元されています。(復原町並)

写真映えするスポットもありますよ
一乗谷朝倉氏遺跡博物館
JR一乗谷駅を降りるとすぐのところに一乗谷朝倉氏遺跡博物館があります。
朝倉氏遺跡の復元町並からは約2kmの距離です。
この博物館が建つところは、戦国時代には日本海と結ぶ川湊があり、隣国美濃への街道がとおる一乗谷と外の世界を結ぶ入り口で、人、モノ、情報が行きかう場所でした。
博物館には一乗谷で出土した実物資料を中心に絵画・文字史料、工芸品、模型やVR復元などで再構成した展示があり、戦国大名朝倉氏の歴史を理解できます。
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カフェではスイーツや地元特産のオリジナルメニューも食べられる♬
あさくら水の駅
また、道の駅「あさくら水の駅」にはタナカ農産の商品や、福井の名産品やみやげものが揃っています。
初夏にはゲンジボタルの飛びかうビオトープ、水車や体験農園、壮大な足羽川頭首工(農業用水を河川から取水するための施設)もあり、東郷の自然を体感できます。

食・文化祭などいろんなイベントがおこなわれるよ
槇山城跡
槇山城(まきやまじょう)は15世紀前半ころ、朝倉氏三代目・氏景の次男である朝倉正景(東郷正景)が居城としたのが始まりの山城です。朝倉氏の本拠・一乗谷を守る支城の要でした。
別名を東郷城・東郷槇山城とも言います。
「槇山城跡」には 曲輪、土塁などの跡が残り、ピクニックやハイキングのコースにもなっています。
山の上からは東郷の町並みが見下ろせます。

いい景色だよ
槇山には5月頃になると水芭蕉も咲きます。
水質が良い証拠です。
「おつくねの町」に来てください
タナカ農産のある福井市東郷地区は「おつくねの町」。
春から夏にかけては緑の、秋には黄金色の、冬には雪で白くなった田んぼが一面に広がる風光明媚な場所です。
また、歴史ある街道沿いには用水があり、清流が心を癒してくれます。
お米を愛する方、日本の農村風景がお好きな方はぜひ福井市東郷地区を訪れてみてくださいね。

待ってるでの~

お米がおいしければみんなシアワセ
【タナカ農産グループ 安心で美味しい農家直送米-自家】
タナカ農産グループ 田中源美
〒910-2173 福井県福井市下東郷町15-45
0776-41-3737
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