玄米食といえば、「健康」「体によさそう」「ちょっと食べにくい」など様々意見はあります。タナカ農産のお客様でも玄米食を積極的取り入れている方は少なくありません。
今回はそんな玄米の新しい健康効果「認知症予防」について、興味深い研究成果が琉球大学から紹介されていたのでできる限り嚙み砕いて紹介をしたいと思います。
玄米機能成分の摂取と認知機能低下の防止
そもそも玄米が認知機能低下を防止する?
玄米に認知機能低下を防止するなど1ミリも考えていませんでした。玄米といえば、胚乳(いつもの白い米)はもちろん胚芽・種皮・果皮(ぬか層)まで、栄養価の高い箇所も一緒に食べるので健康によいと考えていました。
また胚芽部に農薬などが残留しやすいので、玄米食をする方には無農薬以上をおすすめしていました。
ただ認知機能低下を防止する効果があるとは初めて聞き、この記事を読んでいました。
どうしてもボケ(認知症)てしまうのは人間の性なのか
人生100年時代と言われる時代、加齢に伴う認知機能低下の予防・改善は人類の課題なのかもしれません。また、認知症の進行を遅らせることはできても、良くなることはないと聞いています。
ここで重要なのは認知症に関係している脳の一部は「海馬」(かいば)と言うそうです。
海馬は短期記憶を長期記憶に変換する過程や新しい情報の学習に関係していると言われています。すなわち海馬の機能低下や損傷は記憶喪失や認知機能低下と繋がりがあるのです。
年齢を重ねるごとにこの海馬もお年寄りになっているということでしょうか…
玄米に含まれるγ-オリザノールが効く!
γ-オリザノールは、主に米ぬか油や玄米に含まれる抗酸化物質です。
- 抗酸化作用:体内の活性酵素(フリーラジカル)を除去し、細胞を酸化ストレスから保護します。
- コレステロール低下:コレステロールの吸収を抑え、血中コレステロールレベルを低下させる可能性があります。
- 認知機能の改善:最近の研究で、γ-オリザノールが認知機能の改善や加齢に伴う認知機能低下の予防に効果があることが示されています。
- 抗炎症作用:炎症を抑える効果があり、慢性疾患の予防に役立つ可能性があります。
γ-オリザノールは、健康サプリメントや食品添加物として利用されることが多いみたいです。
実験体にされた「認知機能低下モデルマウス(老齢)」
人間の50歳代後半に相当する実験用マウスを3つの群れに分けて、3種類の餌で比較実験をしたそうです。
A班:普通のごはんチーム B班:高脂肪チーム C班:高脂肪+γ-オリザノールチーム
ちなみに高脂肪の主食はラードだそうです(笑)
主食が油とは、実際大半の現代人とそう変わりないかも…
運命のY字迷路試験
約4か月の飼育期間の後、運命のY字迷路実験を行います。
まずA班とB班では、B班の方が短期記憶能力の指標である「空間作業記憶率」が20%低下
おなじ高脂肪食のB班とC班では、C班はA班と同じレベルの記憶能力を保つことができたそうです。
解剖されてしまった実験マウス(老齢)
γ-オリザノールの経口摂取が加齢と高脂肪食に伴う海馬の炎症を抑制する効果に繋がっている(認知機能低下を抑制していた)という可能性がでてきたそうです。
ここはちょっと可哀想なので、元記事を読んでくださいね。
玄米から新しい商品開発が進む!…かも
琉球大学の研究グループは、産官連携によりサプリメントの開発も進めているそうです。
昔に比べ食べ物が良くなったことや医療の進化で長生きすることが当たり前になっている時代。
どなたでも今からでは遅いと思わず、まずは手軽に始められる玄米食も個人的には良いのではないかと感じました。
※人間とマウスでは、必ずしも同じ結果になるとは限りません※
今回紹介させてもらった引用元はこちらです↓
ぜひ読んでみてください!
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