シンプルだけどおいしい「たまごかけごはん」どんなバリエーションがあるでしょうか

みんな大好き「たまごかけごはん」

たまごかけごはんのバリエーション

「卵かけごはん」というと、シンプルに熱々のごはんに生たまごをかけていただくという食べ方です。シンプルな調理法だけに、各地にあれこれいろんなバリエーションや流儀があるようです。TKG(たまご・かけ・ごはん)という呼び名があったりするくらい人気のメニューです。

この「たまごかけごはん」のバリエーションについて調べてみました。

究極の卵かけごはん

これぞ究極の「卵かけごはん」:卵を白身と黄身にわけて、白身をごはんに混ぜて塩を加え、黄身を真ん中にのせるという手間をかけた卵かけごはんです。黄身を崩してごはんに絡めながら食べるのがおいしいです。

【レシピ】
①先に白身だけをご飯と一緒にかき混ぜます。白身がご飯の粒にしっかりと絡まるため、白身のドロッと感がなくなります。好みによっては塩か醤油を少し入れておくとよいです。
②そして、残った黄身をご飯の上にのせます。
※黄身を崩すタイミングはお好みでどうぞ。

このように先に白身をごはんとからめておくことで、白身のドロッとした感じがなくなります。通常の卵かけご飯よりもふわっとした食感を楽しむことができるんですよ。ひと手間かかりますが、やってみる価値は十分にあります。

サンライズ

サンライズ:醤油をかけたごはんに軽く溶いた卵をかけて混ぜる。夜空のご飯に太陽の卵が登るようなイメージ。日常のたまごかけごはんとしては簡単に作れるのにおいしくて最強のレシピでしょう。

【レシピ】
①お茶碗に盛った温かいご飯150gに、醤油7gをかけ、混ぜる。
②別の容器で軽く溶いたMサイズの卵(60gくらい)を①にかけ、混ぜて食べる。
※醤油は少し甘みを感じられる醤油がいいです
※先にごはんに醤油をかけておくのが重要なポイントです

きんとうん

觔斗雲(きんとうん):醤油をかけたご飯にメレンゲ状に泡立てた白身に溶いた黄身をかける。黄金色の泡が浮かぶような見た目です。

【レシピ】
①Mサイズ(60gくらい)の卵の白身を、泡立て器でメレンゲ状になるまでしっかりと泡立てる。
②別の容器で軽く溶いた黄身を、加えて混ぜる。
③お茶碗に盛った温かいご飯150gに醤油7gをかけて混ぜ、②をかけて食べる。

「きんとうん」は別名「とろけるたまごかけごはん」といわれています。

ふわっふわ!「とろける卵かけごはん」は、白身をメレンゲ状に泡立てて黄身を加え、ごはんに醤油をかけたものにのせたものです。口の中でふわふわとろける食感が楽しめます。

ダークサイド

ダークサイド:醤油に漬け込んで冷蔵庫で一晩寝かせた黄身をご飯にのせる。濃厚でコクのある味わい。

【レシピ】
①黄身のみを醤油7gに漬け込み、冷蔵庫で一晩寝かす。
②お茶碗に盛った温かいご飯150gに、①をのせて少しずつ崩しながら食べる(お好みで漬け込んだ醤油を足してもOK)。

セパレートたまごかけごはん

ふたつの味を楽しむ「セパレート卵かけごはん」:ごはんを中央に盛り、卵を黄身と白身にわけて両側にのせます。真ん中に醤油をたらして、白身側はあっさりとした味わい、黄身側は濃厚な味わいを楽しみましょう。

【レシピ】
①卵を黄身と白身にわけます。
②ごはんを中央に盛り、左右に谷を作ります。
③ごはんの両側に、黄身だけ、白身だけ、を盛り付けます。
※ごはん茶碗のなかで、白身だけの卵かけごはんと、黄身だけの卵かけごはんの2つが同居するという不思議な味わい方が楽しめます
※白身側のほうの醤油を多めにするとトータルの味わいのバランスがとれます

いろんな変化が楽しめますね

一口に「たまごかけごはん」といってもいろんな種類があることがわかりました。そこで調理法についてどのような種類があるかについて調べてみました。

たまごかけごはんの調理法

「たまごかけごはん」の異なる調理法や提供スタイルには、いくつかの面白いバリエーションがあります。以下にそれらをいくつか紹介します。

  1. 卵の加熱方法:
    • : 最もシンプルな形式。新鮮な生卵を割り、熱々のご飯にかけて混ぜる。
    • 半熟: 卵を半熟状態に調理し、ご飯にかける。とろりとした食感が特徴。
    • 完全に調理: 卵を完全に調理してからご飯にかける。この方法は、生卵が苦手な人や食の安全性を重視する人に適しています。
  2. ご飯の種類:
    • 白米: 一般的なたまごかけごはんに使われるご飯。ふっくらとした白米が卵とよく絡む。
    • 玄米: 栄養価が高いとされる玄米を使う。少し硬めの食感が特徴。
    • 麦ごはん: 麦を混ぜたご飯。麦の香ばしさと食感が新しい味わいを提供する。
  3. トッピングの選択:
    • 海苔: 海苔をちぎって上に散らすことで、風味と食感のアクセントを加える。
    • 納豆: 納豆を混ぜることで、粘り気と豊かな風味が加わり、栄養価もアップ。
    • 鰹節: ふわりとかかった鰹節が香り高いアクセント。独特の旨味が加わる。
  4. 追加の味付け:
    • 醤油: 伝統的な味付け。たまごかけごはんに少量の醤油をかけると、深みのある味わいに。
    • めんつゆ:醤油よりも出汁の風味が口にひろがる(濃口がおすすめ)
    • 明太子: 卵とご飯に明太子を加えると、ピリ辛で風味豊かな一皿に。
    • チーズ: とろけるチーズを加えると、クリーミーで濃厚な味わいが楽しめる。

これらのバリエーションを試すことで、「たまごかけごはん」の新たな楽しみ方を発見できます。シンプルな料理だからこそ、少しのアレンジで全く異なる風味や食感を楽しむことができるのです。

たまごかけごはんの栄養素について

「たまごかけごはん」は、栄養面で見ると非常にバランスの取れた食事です。ここでその主要な成分と栄養価について解説します。

  1. タンパク質:
    • たまごは高品質なタンパク質を豊富に含んでいます。特に、卵白には全タンパク質の約半分が含まれており、筋肉の構築や修復に必要なアミノ酸を提供します。
    • ご飯は主に炭水化物を含むものの、少量のタンパク質も含まれています。卵と組み合わせることで、総タンパク質量が増え、より栄養価の高い食事になります。
  2. ビタミンとミネラル:
    • 卵黄にはビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンが含まれています。これらのビタミンは、視力の維持、免疫機能の強化、健康な皮膚と骨の維持に重要です。
    • 卵はまた、ビタミンB群(特にビタミンB12とリボフラビン)を含み、エネルギー代謝や神経機能の健康に貢献します。
    • 鉄、亜鉛、セレンなどのミネラルも卵に含まれており、これらは免疫機能や酵素の活動に必要です。
    • ご飯、特に玄米や麦ごはんなどの全粒穀物は、食物繊維、ビタミンB群、鉄、マグネシウムなどを含みます。
  3. 健康的な脂質:
    • 卵黄には健康的な脂質が含まれています。これには必須脂肪酸やコレステロールが含まれており、これらは体の正常な機能に重要です。
  4. バランスの取れた食事としての価値:
    • 「たまごかけごはん」は、タンパク質、炭水化物、脂質のバランスが良く、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルを幅広く提供します。
    • ただし、食事の多様性を確保するためには、他の食品群からの栄養素も含めることが重要です。野菜、果物、肉や魚などを加えることで、更に栄養バランスを高めることができます。

結論として、「たまごかけごはん」は、栄養学的に見ても非常にバランスの良い食事ですが、健康的な食生活を維持するためには、他の食品群も積極的に取り入れることが望ましいです。

「たまご」と「ご飯」が素材です

最高の「たまごかけごはん」を作るためには原料にもこだわりましょう。たまごかけごはんの素材は「たまご」と「ご飯(お米)」だけですので、その選び方について、以下に解説します。

たまごの選び方

  1. 新鮮さ:
    • 最も重要な要素は新鮮さです。新鮮なたまごは、白身がしっかりとしており、黄身が高く盛り上がっています。
    • 購入時には消費期限を確認し、できるだけ生産日に近いものを選びましょう。
  2. 品質の高いたまご:
    • 自然飼料で育てられた鶏のたまごや、有機飼料を使ったたまごは、栄養価が高く、風味も良い傾向があります。
    • 特定の飼育方法や飼料にこだわりを持つ生産者のたまごを選ぶと良いでしょう。
  3. 安全性:
    • 生食用として販売されているたまごを選びましょう。これらは、生食に適した衛生管理下で生産されています。

ごはん(お米)の選び方

  1. 品種:
    • お米の品種には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。粘り気があり、ふっくらとした食感の品種が「たまごかけごはん」に向いています。
    • 例えば、コシヒカリやあきたこまちなどが人気です。
  2. 新米の選択:
    • 新米は香りが高く、粘り気があります。新米の季節には、新鮮な新米を選ぶとより美味しい「たまごかけごはん」が楽しめます。
  3. 産地:
    • お米の産地によっても味が異なります。有名な産地のお米は品質が高い傾向がありますが、地元産のお米も品質が高く、フレッシュです。
  4. 精米度合い:
    • 精米度合いも重要です。精米が進むと香りや栄養が失われますが、あまりに精米が少ないと硬い食感になります。適度に精米されたお米を選ぶと良いでしょう。

これらのポイントを押さえれば、品質の高いたまごとごはんを選ぶことができ、結果として美味しい「たまごかけごはん」が作れるでしょう。シンプルな料理だからこそ、素材の質が味の決め手となります。

以下のページではおいしいお米の炊き方やお米についてのあれこれを紹介していますのでご覧になってみてください。

「旨いお米」と「上手い炊き方」が必須!
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日本のお米は世界一おいしい
日本のお米は世界的に見ると、少し独特な食べ物であり、白米は正にガラパゴス化した食べ物の一つでしかありません。 今回は、世界の観点から見たお米事情を紹介しつつ、海外の人達から見た、日本米の評価・印象について取り上げます。

ちなみに、当サイトはタナカ農産という有機JASでお米を作っている農業法人が運営していますので、たまごかけごはんに適したお米も生産し販売しています。

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ぜひ、高品質のお米についてもご覧になってみてください。

日本人は、いつから「たまごかけごはん」を食べるようになったのでしょうか?

たまごかけごはんの歴史

たまごかけごはんの歴史

ところで、「たまごかけごはん」はいつから食べられるようになったのでしょうか。その歴史について調べてみました。するとたまごかけご飯が日本で食べられるようになったことには、かなりの歴史があることがわかりました。

たまごかけごはんの起源は戦国時代

この「たまごかけご飯」のシンプルな美味しさの源は、なんと戦国時代まで遡ります。西洋人が日本にやって来たとき、彼らと一緒に卵を食べる文化も持ち込まれたんです。

そして、カステラやボーロのような卵を使った南蛮菓子も登場しました。江戸時代の中期、1805年には、『素人包丁』という料理本に「玉子飯」という卵かけごはんに似た料理が紹介されていたんですよ。

この「玉子飯」は、炊いたご飯に溶いた卵をかけて蒸すというものでした​​。

「たまごかけご飯」が今のカタチになったのは幕末

さらに、このシンプルな料理には、驚くべき発案者がいたとも言われています。その人物は岸田吟香(きしだぎんこう)、幕末から明治時代に活躍したジャーナリストです。

彼の周りには、新鮮な卵が手に入る日本最大級の養鶏場があったそうです。岸田吟香がこの料理を広める手助けをしたことで、今日に至るまで語り継がれています​​​​。

鶏卵が食用に用いられるようになったのは、江戸時代に入ってからのこと。この時期から昭和の終戦を迎えるころまでは、卵は貴重な高級食材として扱われていたんですね​​。

「たまごかけごはん」は日本の伝統料理

これらの話から、「たまごかけごはん」はただのシンプルな食べ物ではなく、長い歴史と文化的背景を持つ日本の伝統料理であることがわかります。

江戸時代の料理本から始まり、明治時代のジャーナリストによって広められ、今日まで愛され続ける料理になったのです。まさに、卵とご飯のシンプルな組み合わせが、時を超えた美味しさを生み出したのです。

  • 戦国時代の卵の貴重さや、西洋人の食文化の影響について
  • 江戸時代の卵料理の種類や、食生活における卵の位置づけについて
  • 岸田吟香の人物像や、食道楽での卵かけごはんの紹介内容について

卵かけごはんは、昭和時代までに日本の朝食として定着していました。

1800年代初頭まで、日本では動物性たんぱく質を魚介から摂取するのが一般的でした。家禽類は生活の手助けをする動物と見なされており、食用としてはまだ一般的ではありませんでした。

たまごかけごはんは江戸時代に生まれた日本料理なんですね。