【そろそろ新米?】各都道府県で栽培されているお米の品種(北海道・東北バージョン)

最近では「米不足」「令和の米騒動」などと騒がれていることをニュースや新聞で目にすることが増えましたね。やはり日本人の主食であるお米が食卓からなくなると思うと、なんだか不安になるのが人間というもの。

全国各地で新米がとれるもうしばらくの辛抱かなと思います。また、早い地域(九州)では早くも新米が収穫され、福井県内のスーパーでも並んでいるのを見かけました。

タナカ農産でも特別栽培米ハナエチゼンの新米を絶賛発売中なのですが、8月のお盆前後に出せるのは、この品種のみなのです。

私たちも自社で扱う品種については、ある程度の理解をしているつもりでいますが、世の中には本当に様々な品種が栽培されています。

今回は、「新米シーズン直前」と題して北海道・東北地方のちょっと珍しいお米の品種を調べてみました。

他の地方も後日調べていきます!

北海道・東北地方で主に栽培されているあまり知らない品種

実は、私自身もほとんどの品種を食べたことがないといっても過言ではないくらい、多くの種類があります。もしスーパーなので見つけたならば、少し冒険してみるのも面白いかもしれません。

北海道産米

北海道産米は、多様な品種が揃っていることで知られています。

その中でも特に代表的な品種として「ゆめぴりか」「ほしのゆめ」「ななつぼし」が挙げられます。

ゆめぴりか

粘りと甘みのバランスが絶妙で、高級感のある食感が特徴です。

ほしのゆめ

安定した品質と炊き上がりの香りの良さが魅力で、普段の食事に最適です。

ななつぼし

艶やかな見た目とほどよい食感が多くの消費者に支持されています。

北海道と言えばじゃがいものイメージがありましたが、あの広い農地と厳しい気候が育むこれらの品種は、どれも個性的で試してみる価値があります。

青森県産米

青森県では、「青天の霹靂」というブランド米が特に注目されています。

この品種は、長年の研究開発の成果として生まれ、その名前の通り、まさに驚きの品質を誇ります。「青天の霹靂」は粘りがありながらも、さっぱりとした後味が特徴で、冷めても美味しさが持続するため、お弁当やおにぎりにも最適です。

青森県の気候と風土が、この米に絶妙な味わいを与えており、生産者たちの丁寧な栽培方法がその品質を支えています。

秋田県産米

秋田県は米の生産地として知られています。

代表的な品種としては、まずあきたこまちが挙げられます。

この品種は、ふっくらとした食感と甘みが特徴で、炊き上がりの美しさから多くの家庭で支持されています。

めしんこも秋田県ならではの品種で、もち米としての品質の高さが評価されています。

近年では、ふるさと平成サイクリングロード沿いで栽培される「きぬのはだ」も注目されています。

きぬのはだは、その名の通り絹のように柔らかく滑らかな食感が特徴で、特におにぎりやお寿司に最適です。各品種それぞれの特長を知ることで、秋田県産米の幅広さと魅力をより深く理解することができます。

岩手県産米

岩手県は、米の生産が盛んな地域で、さまざまな品種が栽培されています。

特に注目したいのは「銀河のしずく」という品種です。

この品種は、岩手県のオリジナルブランド米として、近年その名が知られるようになりました。「銀河のしずく」は、粘りと甘みのバランスが良く、冷めても美味しいという特徴があります。また、岩手県の気候や土壌に適した栽培方法で育てられるため、豊かな風味が楽しめます。

もう一つの代表的な品種は「いわてっこ」です。

この品種は、寒冷地での栽培に優れており、強い耐病性を持つことが特徴です。粒が大きく、炊き上がりの香りも良いことから、多くの家庭で親しまれています。

岩手県のお米は、地域の食文化を支える重要な存在です。地元の気候と風土に根差した品種が多く、特に「銀河のしずく」や「いわてっこ」は、その味わいと品質の高さが評価されています。

山形県産米

山形県は、豊かな自然環境と四季折々の気候を持つ地域であり、その条件が米作りに最適な環境を提供しています。

山形県産米はその品質の高さから全国的にも評価が高く、いくつかの代表的な品種があります。

山形県を代表する品種として「つや姫」が挙げられます。つや姫はその名の通り、炊き上がり時の艶やかな見た目が特徴です。粒が大きめでふっくらとした食感が魅力で、甘みが強く、冷めても美味しいため、お弁当にも適しています。

次に「コシヒカリ」があります。コシヒカリは全国的に有名ですが、山形県産のものは特に香りや粘りが強く、多くのファンを魅了しています。炊き立てのコシヒカリは、香り高く、口の中でひとつひとつの粒がほどけるような食感を楽しむことができます。

また、「はえぬき」も忘れてはならない品種です。

はえぬきは粒の大きさや形が揃っており、食感はややしっかりとしているため、噛み応えがあります。冷めても硬くなりにくく、おにぎりや寿司飯にも向いています。

これらの品種は、それぞれが持つ独自の風味と食感を楽しめるため、消費者にとって嬉しい選択肢となっています。山形県産米は地元だけでなく、全国各地でも高い評価を受けています。

宮城県産米

宮城県産米の代表的な品種として、「ササニシキ」と「ひとめぼれ」が挙げられます。

ササニシキは、かつて宮城県を代表する品種で、その特徴はやや軟らかめで食べやすい食感です。

ササニシキは寿司米としても評価が高いことから、国内外でも名声を得てきました。

一方、ひとめぼれは全国的にも知名度が高く、宮城県下では現在の主力品種です。

ひとめぼれの特徴は、粒がしっかりしていてもちもちとした食感が魅力です。また、炊き上がりの香りが良く、冷めても美味しさを保つことから、おにぎりや弁当にもよく利用されます。

宮城県の農家たちは、土壌や気候条件を最大限に活かし、これらの品種を丁寧に育ててきました。

特に、宮城県の豊かな水資源は、米の栽培において非常に重要な役割を果たしています。こうした努力の積み重ねが、宮城県産米の高い品質を支えています。

おわりに

1道・5県紹介してみました。東北地方は新米の刈取は少し先かなと思います。

米不足であまり見かけないかもしれませんが、もし10月~11月にかけて見かけたら食べてみてください!