1月17日が「おむすびの日」になった由来とおいしく食べる方法

日本人のソウルフード「おむすび」。
「おにぎり」「握り飯」「おつくね」などとも言う日本人の定番料理で、その歴史は弥生時代にもさかのぼります。
丸や三角、俵型のかたちにご飯を握り、具も塩だけのシンプルなものから和牛やイクラが入った高級なものまでさまざまです。

さて1月17日はおむすびを記念した「おむすびの日」です。
なぜこの日が「おむすびの日」になったのか、理由を知っていますか？

1月17日は「おむすびの日」

1月17日は「おむすびの日」。
これは、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた記念日です。

「おむすびの日」は、震災後、被災地で多くの人々が助け合いながらおむすびを分け合い、その温かさと絆が生まれたことに由来しています。
この記念日は、食と絆の大切さを改めて考える日として制定されました。

おむすびといえば、日本人にとっては心温まる食べ物のひとつですよね。
忙しい朝やお昼ごはんにパッと食べられるエネルギー源としても、ピクニックや運動会の楽しみとしても親しまれています。
また、おむすびを作る過程には、作り手の思いや愛情が込められています。

お米に関連する記念日

「おむすびの日」に似た記念日としては以下があります。

• 6月18日…おにぎりの日
• 8月18日…お米の日
• 毎月18日…米食の日

また、毎月の8がつく日（毎月8日、18日、28日）をお米の日とするところもあります。

お米を育てるには八十八の手間がかかるという言い伝えや、「米」の字を分解すると「八」「十」「八」になることから、お米関連の記念日は8のつく日になっていることが多いのです。

おむすびにおすすめの具材とつけあわせ

お米そのもののおいしさを味わえる塩むすびは最高。
でも、いろんな具と合わせてバラエティーに富んでいるのもおむすびの魅力です。

選ぶのも楽しいおむすびの具。
以下はおすすめの具材やつけあわせです。

定番の具材

• ツナマヨ（シーチキン）：コンビニで売れる人気ナンバー1の味。
• 鮭：人気ナンバー2。子どもから大人まで人気の味わいです。
• 梅干し：ほどよい酸味が口の中をさっぱりさせます。
• 昆布の佃煮：甘辛い味付けがご飯との相性抜群です。
• 焼きたらこ：香ばしさと塩味がアクセントに。

アレンジ具材

おむすびは和食ですが、洋風や中華など現代的な味つけも人気です。

• アボカドとチーズ：クリーミーでまろやかな新感覚おむすび。
• 照り焼きチキン：甘辛い味付けがお米にぴったり。
• おかかマヨネーズ：鰹節の風味とマヨネーズのコクが絶妙です。
• ゆかりチーズ：しょっぱさとまろやかさがクセになる味わい。

ほかにも海老天を入れたり、ミートボールを仕込んだり、おにぎりにキムチを入れて甘辛い肉巻きにしたり……。

おすすめのつけあわせ

おむすびだけでも美味しいけれど、副菜や汁物があるとさらに美味しい。栄養価もアップして、バランスの取れた食事になります。

おにぎりにこのようなものを添えてはいかがでしょうか？

• 味噌汁：ほっとする温かい一杯で、食卓がさらに豊かに。
• 漬物（たくあんや浅漬け）：おむすびの味を引き立てる箸休め。
• 煮物：優しい味付けの煮物があるとバランスが良くなります。
• 卵焼き：甘めでも出汁入りでも、おむすびとの相性は抜群です。

安心して食べられるおいしいおむすびを作るために

おむすびで一番大事なことはなんでしょうか？

冷めてもおいしいこと、とタナカ農産では考えます。

おむすびは出来立てを食べる以外にも、お弁当にしたり、夜食として作り置きすることもあります。
炊きたてのご飯が美味しいのは普通ですが、時間が経って冷めたお米でも美味しいのは案外難しいのです。

また、おむすびにしたときに米粒の存在がしっかりと感じられることや、程よい粘りともちもち感が長続きすることも大事。炊き上がりから時間が経過してもお米ならではの食感や粒感が残っているおむすびが美味しいのです。

• コシヒカリ 粘りと甘みが強く、冷めても香りがよく、美味しいのでおにぎりやお弁当にも最適です。
• ミルキークイーン 粘りが強くもちもちとした食感が特徴で、冷めても味や香りが変わらない。一度食べると忘れられない味わいです。
• あきたこまち 粘り気と甘みのバランスが良く、冷めても美味しさを保ちます。

タナカ農産のお米について

タナカ農産では、無農薬・有機栽培のお米を中心に栽培しています。
化学肥料や農薬を使わずに育てたお米は、安全で安心して召し上がっていただけるお米です。
日々の食事で自分の身体は作られるからこそ、普段から食べものの安全性に心を配ってほしいのです。

おむすびに合うお米の炊き方

美味しいおむすびを作るコツは、ふだんのご飯より少な目のお水で炊くこと。
水を5パーセントほど減らして炊くのがおすすめです。
水を控えることで、炊き上がったご飯がやや硬めになり、おむすびが握りやすくなります。

おむすびの日に、ぜひ試してみてください

阪神・淡路大震災をきっかけにできた「おむすびの日」を機に、お米の美味しさや大切さを改めて感じてみてはいかがでしょうか？
ご家族や大切な方と一緒におむすびを作って、心温まるひとときをお楽しみください。