【保存版】季節を祝う「節句餅」のいろは。2月からはじめる桃の節句の準備

おもちのうんちく
暦の上では春を迎え、福井でも少しずつ雪解けの音が聞こえ始める2月。この時期、県内の和菓子屋さんやお餅屋さんが一段と活気づくのをご存知でしょうか。
タナカ農産のある福井には、子どもが生まれて初めて迎える節句に、健やかな成長を願ってお餅を配る「節句餅(せっくもち)」という、全国的にも珍しく温かな風習が息づいています。
今回は、知っておきたい節句の知識とともに、福井の伝統的なお祝い文化を深掘りします。

節句とは?お餅に込められた「生命力」

「節句」とは、季節の変わり目(節)に、無病息災や五穀豊穣を願って神様にお供えをし、邪気を払う行事のことです。古来よりお餅は「ハレの日」の特別な食べ物であり、神様への献上品として、また食べることで生命力を高める「魂の象徴」として大切にされてきました。

江戸時代に定められた「五節句」は、今も私たちの暮らしに根付いています。

節句の名前 日付 別名
人日の節句 1月7日 七草の節句
上巳の節句 3月3日 桃の節句(ひな祭り)
端午の節句 5月5日 菖蒲の節句(こどもの日)
七夕の節句 7月7日 笹の節句
重陽の節句 9月9日 菊の節句

福井の伝統:子どもの誕生を祝う「節句餅」

福井県には、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句(初節句)に、親戚や近所の方々へお餅を贈る「節句餅」という独自の文化があります。これは「この子をどうぞよろしくお願いします」というお披露目と、地域の繋がりを深める大切な儀式です。

女の子は「桃」、男の子は「端午」

福井の節句餅は、お子様の性別によって贈る時期が異なります。

  • 女の子(桃の節句): 2月下旬から3月3日にかけて。ひな祭りの祝膳とともに。
  • 男の子(端午の節句): 4月下旬から5月5日にかけて。五月人形の飾りとともに。

節句餅の種類と特徴

福井の節句餅で一般的に用いられるのは、白と赤(桃色)、そしてよもぎの緑が混ざった「丸餅(小餅)」です。これらを折箱に詰めて贈るのが伝統的なスタイルです。

  • 紅白餅: お祝い事の定番。赤は魔除け、白は清浄を表します。
  • よもぎ餅(草餅): 繁殖力が強く邪気を払うとされる「よもぎ」を使い、お子様の生命力と健康を願います。
  • 「ころがし」: 地域によって、あんこを包んだお餅や、きな粉をまぶしたお餅を配るケースもあり、そのバリエーションは豊かです。

「粘り強く育つように」「角が立たず円満に育つように」という願いが、丸いお餅一つひとつに込められています。

タナカ社員に聞いてみました

私は福井生まれにもかかわらず節句餅という風習を知らなかったので、節句餅について社員に聞いてみました。
みんなちゃんと知ってました……。

節句餅は紅白の丸餅

社長曰く、節句餅は赤と白の丸餅だそうです。
紅白はおめでたさを示す色。

おもちは白が2つで赤が1つ

白いおもちのうち1つだけあんこが入ってるの

あんこ入りは当たりなんでしょうか。

子どもを産んだとき、実家の母が用意してくれたなぁ

節句餅の中身は覚えてないけど

ご進物用で自分では食べないので、子どもを産んだお母さんは中身を知らなかったりします……。

なお、節句餅のおもちは赤・白・緑(よもぎ)の三色だったり、紅白の2色だったり、男女で違ったり(男の子は白と緑、女の子は赤と白)と地域やお店によって違うようです。

ひな祭りを彩るお餅の知識

初節句の贈答用だけでなく、ひな壇に供えるお餅も2月中に準備しておきたい大切なアイテムです。

菱餅(ひしもち)の色彩が表す春

三色の菱餅は、福井の厳しい冬を越え、春を待ちわびる景色そのものです。

  • 桃色(赤): 魔除け、クチナシの実。桃の花を象徴。
  • 白: 清浄。雪を象徴。
  • 緑: 健やかな成長。雪の下で芽吹く「よもぎ」の新芽。

「雪(白)の下に新芽(緑)が吹き、雪の上には桃の花(赤)が咲いている」。この情景を思い浮かべながら飾ると、より一層ひな祭りが感慨深くなりますね。

ひなあられと引千切(ひちぎり)

菱餅を砕いて焼いたと言われる「ひなあられ」や、お餅をちぎって作る「引千切」など、節句にまつわるお菓子はどれも、忙しい日常の中でも子どものお祝いを欠かさない親心の表れです。

2月中にチェック!節句餅の準備

初節句を迎えられるご家庭では、2月中旬までにお餅屋さんに相談・予約をしておきましょう。特に福井では「大安」の日にお餅を配る風習が強いため、人気のお餅屋さんは予約が埋まりやすくなります。

また、ひな人形を飾る時期は、立春(2月4日頃)から2月中旬までが最適です。お餅の準備と合わせて、ゆとりを持って整えておきましょう。

まとめ:お餅とともに繋ぐ家族の絆

福井の「節句餅」は、子どもが多くの人に愛されて育つことを願う、誇るべき美しい文化です。お餅を贈ることで周囲に感謝を伝え、お子様の成長を地域で見守ってもらう。そんな温かな春の行事を、今年も大切に過ごしたいですね。

今年のひな祭りは、ぜひ福井ならではの美味しいお餅を用意して、家族の絆を深めてみてはいかがでしょうか。

タナカ農産について

<地域をあげて栽培する【ふくい東郷米】>

コシヒカリ発祥の地に近い福井市東郷地域は、福井県の三大河川のひとつ、足羽川が流れており、山麓地帯より福井平野がひらける地域に位置します。
タナカ農産では、39年以上前から無農薬・有機肥料栽培に東郷地域を挙げて一丸となって取り組んでいます。

 

<ふくい東郷米がおいしい理由>

“奇跡”ともいわれる米作りに最適な自然環境

厳しい冬の雪が解けた雪解け水は、山や土壌の養分をたっぷり含んで流れ出します。また、昼夜の大きな寒暖差が生じる足羽川特有の川風「あらし」が吹くので、奇跡ともいわれる米作りに最適な自然環境が成り立っています。
お米がもつ力を最大限に引き出す農法と、奇跡の自然環境により最高級のお米「ふくい東郷米」が生まれました。

年間通じて、玄米を低温倉庫で冬眠

冬期の15℃以下では、草木や熊が冬眠するのと同様に米も冬眠状態になります。倉庫内の温度を13℃以下、湿度を70~75%に保った低温倉庫で保管して、収穫時の新鮮な美味しいお米をお届けしています。

3台連座の低温精米方式

3台の精米機で3回に分けて精米することで、普通の精米機とは異なり、摩擦熱による穀温を抑えて、食味を損ないません。また、糠の臭いが染み込まず、米洗いが簡単で、美味しいご飯に炊きあがります。

 

鮮度を保つ真空米袋

袋内の酸素が無く、米が休眠状態になります。1年以上、食味・品質を保ち、虫も発生しません。空気や水分、更に酸素・水素などのガス類も遮断する三層構造の米袋を使用しています。

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コシヒカリ発祥の地、福井県福井市。お米の栽培にとって奇跡的ともいえる環境を持つ東郷地区で地域を挙げて栽培したブランド米「ふくい東郷米」を全国へ通信販売でお届けしています。地元農家でグループを作り、徹底した品質管理のもとでお客様のもとへ直送、...

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