
6月になると、スーパーや道の駅に青梅が並び始め、「梅仕事」の季節がやってきます。
実は、日本には梅にまつわる記念日がいくつかあります。
- 6月6日「梅の日」
- 6月頃の暦「入梅(にゅうばい)」
- 7月30日「梅干の日」
どれも、昔から日本人の暮らしと梅が深く結びついてきたことを感じさせる日です。
今回は、梅の日や梅干の日の由来とともに、「なぜ梅干しがお弁当にいいのか?」についてもご紹介します。
6月6日は「梅の日」

「梅の日」は、室町時代の故事に由来しています。
1545年6月6日、京都の賀茂神社で日照りが続く中、天皇がお供えした梅によって恵みの雨が降った、という言い伝えから、この日が「梅の日」とされました。
昔から梅は、「健康」「厄除け」「長寿」の象徴として大切にされてきました。
今でも6月になると、梅酒や梅シロップ、梅干しづくりを始める方も多く、日本の季節文化として受け継がれています。
「入梅」は梅雨入りの目安

「入梅(にゅうばい)」とは、暦の上で梅雨入りの時期を示す言葉です。
2026年の入梅は、暦の上では6月11日(木)です。
ちょうど梅の実が熟す頃に雨が増えることから、「梅」の字が使われています。
入梅は、「春から夏へ、乾期から湿期へ」という自然の転換点を表しています。
湿気が多くなるこの時期は、食欲が落ちたり、疲れやすくなったり、食品が傷みやすくなったりする季節でもあります。
そんな時期だからこそ、昔の人は梅干しを暮らしに取り入れてきました。
7月30日は「梅干の日」

7月30日は「梅干の日」です。
「梅干しを食べると難が去る(なんがさる)」という語呂合わせから制定されました。
また、梅の収穫や塩漬け、土用干しなどの工程を経て、梅干しが出来上がるのがちょうど7月下旬に当たります。
昔から梅干しは、旅のお供やおにぎり、保存食、夏バテ対策として親しまれてきました。
現代でも、暑い時期のお弁当やごはんに欠かせない存在です。
なぜお弁当に梅干しがいいの?

「お弁当には梅干し」が昔の定番でした。昔の弁当はおかずが少なく、卵焼きすら贅沢だった時代もあります。そんな時代は、日の丸弁当という白飯に赤い梅干しを乗せただけのこともありました。
ではなぜ弁当に梅干しが定番だったのでしょうか。
昔から伝わる知恵「傷みにくくする」
梅干しには強い酸味があります。
昔の人は経験的に、「ごはんに梅干しを入れると傷みにくい」ことを知っていました。
特に夏場は、お弁当の傷みが気になる季節です。
ごはんの真ん中に梅干しが入った「日の丸弁当」は、見た目だけでなく、保存の知恵でもあったのです。
食欲がない時でも食べやすい
蒸し暑い季節は、食欲が落ちやすいものです。
そんな時でも、梅干しの酸味があると、ごはんがさっぱり食べやすくなります。
おにぎりやお茶漬けとの相性もよく、暑い日でも無理なくごはんを食べやすくしてくれます。
塩分補給にも役立つ
夏は汗をかくことで、体の中の塩分も失われやすくなります。
梅干しは昔から塩分補給として、夏の農作業や外仕事、部活動などの場面でも重宝されてきました。
暑い時期の食事に上手に取り入れたい食材のひとつです。

お茶に梅干しを入れて飲むのもおすすめ
おいしいごはんと梅干しは最高の組み合わせ

梅干しのおいしさを引き立てるのは、やはり炊きたてのごはんです。
ふっくら炊き上がったお米に、ほどよい酸味と塩味の梅干し。
シンプルですが、日本人にとってどこかほっとする組み合わせです。
特に暑い季節は、おにぎり、冷たいお茶漬け、お弁当など、梅干しとごはんの組み合わせが大活躍します。
梅干しのレパートリー

伝統的な梅干しは、梅と塩で加えて漬けたシンプルなものでした。
現代ではいろんな風味の梅干しが増え、好みで選べるようになりました。
・紫蘇を加えて赤く色づけ
・かつお節を加えて風味豊かに
・塩分を抑えて健康を意識したもの
・ハチミツを加えたまろやかな甘さにしたもの
・昆布とともに漬けて上品な味わいにしたもの などが市販されています。
タナカ農産の梅干しは、干した梅をもう一度水に浸して塩抜きして塩分を17%にして干します。
防腐剤等を使わない昔ながらの梅干しでは、17%が最高の減塩です!

甘くない、昔ながらの梅干しとして好評

昔ながらの知恵を、今の暮らしにも

6月6日の「梅の日」、入梅、7月30日の「梅干の日」。
こうした季節の節目には、日本人が昔から大切にしてきた「食の知恵」が詰まっています。
暑い夏を元気に乗り切るためにも、毎日のごはんに梅干しを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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