お弁当のご飯をもっとおいしく!冷めてもふっくら続くお米選びと炊き方

おいしい食べ方

お弁当は、家族へ愛情を伝える「小さなお便り」

毎日のお弁当、それは大切な家族への「小さなお便り」です。
おいしくて栄養があるお弁当を食べて元気になってもらいたい。

そんな気持ちを込めて送り出しているのではないでしょうか?

主菜、副菜を支える主食としての「白いご飯」は、なるべく冷めても美味しさを維持するようにしたいところ。

今回はお弁当に合うお米の品種や栽培方法、炊き方についてご紹介します。

まずはお米の品種から。アミロペクチンが大切。

冷めたときに差が出る!お米の構造と水分保持力
「冷めるとマズくなる米」と「冷めても美味しい米」──その差はどこにあるのでしょうか?

実はポイントは「アミロース」と「アミロペクチン」のバランス、そして水分保持力にあります。

アミロース:冷えると硬くなりやすい成分。多いとパサつきやすい

アミロペクチン:もちもちのもと。多いほど冷めてもやわらかさがキープされやすい

つまり、アミロースの割合が低く、アミロペクチンの割合が高いものが冷めても美味しくなりやすいという特徴があります。

また、お米自体が炊飯時の水分をどれだけ含み、時間が経っても逃がさないかが重要です。

冷めても美味しいお米の銘柄ランキングTOP3

タナカ農産で栽培している銘柄のうち、冷めても美味しいお米の銘柄ランキングTOP3はこちら!

1位:ミルキークイーン

ミルキークイーンは代表的な低アミロースの品種です。
アミロース値は約9~12%ほどでもちもち感が強く、冷めても硬くなりにくい特徴があります。

2位:コシヒカリ

コシヒカリは一番人気の品種です。
アミロース値は約16~18%で、もちもちとした食感が特徴です。

3位:あきたこまち

あきたこまちはアミロース値は約17~19%でさっぱりとした味わいを感じることができます。

アミロース値が高いことは悪いことではない

「お弁当に合う米の品種」ということでご紹介しましたが、アミロース値が高いことは決して悪いことではありません。

例えば、福井の品種のハナエチゼンはアミロース値が18〜21%前後とややしっかりめですが、

・粒がしっかりしている
・べたつきにくく、パラパラとしている
・コシヒカリ系統の旨みやほのかな甘みを持っている

という長所があります。

ハナエチゼン

ハナエチゼンは冷めると少し硬くなりやすいですが、その分さっぱりとしていてチャーハンやカレーライス、丼物などに向いています。

大切な栽培方法

冷めてもおいしいお米を決める最大の要因は品種ですが、栽培方法も関係しています。

栽培方法には大きく分けて4種類あり、
自然栽培、有機栽培、特別栽培(無農薬、減農薬)、慣行栽培です。

大きな違いは安全性ですが、多少は味にも影響をしてきます。

肥料の中の窒素成分が過剰に効きすぎると、米粒の中のタンパク質量が増えすぎて、炊いた時に粘りが少なく、硬いごはんになる傾向があります。

自然栽培、有機栽培、特別栽培(無農薬、減農薬)では、窒素成分を過剰に効かせないことでタンパク質を抑え、冷めても甘みや粘りを感じやすくなります。

タナカ農産では、自然栽培、有機栽培、特別栽培(無農薬)、特別栽培(減農薬)の4種類の栽培方法をしており、慣行栽培はいっさいしていないため、冷めても硬くなりにくいです。

お米の美味しさを引き出す炊飯のひと工夫

せっかく冷めても美味しいお米を選んでも、炊き方によってその美味しさは大きく変わります。

特別な道具を用意しなくても、ちょっとした工夫でお米本来の甘みや食感を引き出すことができます。毎日のお弁当づくりに取り入れやすい方法をご紹介します。

軟水を使ってお米をふっくら炊く

お米を炊くときは、ミネラル分の少ない軟水がおすすめです。

日本の水道水の多くは軟水ですが、ミネラルウォーターを使用する場合は「軟水」と表示されたものを選ぶとよいでしょう。お米が水を吸いやすくなり、芯までふっくらと炊き上がります。

特にコシヒカリなど粘りのある品種は、軟水で炊くことで本来の甘みや食感を感じやすくなります。

タナカの純水も軟水ですので、ご飯を炊くときにお使いいただけます。

氷を入れて炊く方法もおすすめ

近年、お米を炊く際に氷を数個入れる方法が注目されています。

氷を入れることで炊飯開始時の温度が下がり、沸騰までの時間がゆっくりになります。
その間にお米の甘みを引き出す酵素が働きやすくなり、より豊かな風味が期待できます。

入れすぎると水加減が変わってしまうため、家庭用炊飯器なら氷を1〜2個程度加えるだけで十分です。

ほんの少しの塩で味を引き締める

昔からおにぎりや炊き込みご飯に塩が使われてきたように、お米と塩は相性の良い組み合わせです。

炊飯時にごく少量の天然の塩を加えると、ご飯の甘みが引き立ち、味が引き締まって感じられることがあります。特に冷めたときに味の輪郭がはっきりし、お弁当やおにぎりにもおすすめです。

ただし入れすぎると塩味が出てしまうため、お米2〜3合に対してひとつまみ程度を目安にしてください。

大切なのは基本を守ること

さまざまな炊飯のコツがありますが、何より大切なのは十分な浸水時間を確保することです。

お米の中心までしっかり水を吸わせてから炊くことで、粒の中まで均一に火が入り、ふっくらとした食感になります。

冷めてもおいしさを保つためのひと工夫

炊きたてのご飯をそのままお弁当箱に詰めてしまうと、余分な水分がこもり、ご飯がベタついたり傷みやすくなったりします。
せっかく選んだお米の美味しさを活かすためには、詰める前のひと手間が大切です。

ご飯はしっかり冷ましてから詰める

お弁当作りでは、ご飯を冷ます工程も重要です。

炊きたてのご飯をしゃもじで切るようにほぐしながら、うちわや扇風機の風を当てて冷ますことで、余分な水分が飛びやすくなります。

また、表面を適度に乾かしながら冷ますことで、ご飯に自然なツヤが生まれ、粒同士がくっつきにくくなります。

冷めても美味しいお弁当を作るためには、「炊くこと」だけでなく「冷ますこと」も大切な工程です。

木製のお弁当箱や飯台を活用する

曲げわっぱなどの木製のお弁当箱が人気なのは、見た目の美しさだけではありません。木には余分な水分を吸収し、必要な潤いを残してくれる性質があります。

炊きたてのご飯を一度飯台に移したり、木製のお弁当箱に詰めたりすることで、ご飯がベタつきにくくなり、冷めてもふっくらとした食感を保ちやすくなります。

お米本来の甘みや粒立ちを楽しみたい方におすすめの方法です。

品種選びや栽培方法にこだわったお米も、最後の仕上げ次第でお弁当での美味しさが大きく変わります。ぜひ毎日のお弁当作りに取り入れてみてください。

お弁当に込める、変わらない想い

お弁当は、ただお腹を満たすためのものではありません。

朝の忙しい時間の中で、ご飯を炊き、おかずを詰め、「今日も元気に過ごしてほしい」と願いながら作るものです。

だからこそ、お弁当の主役であるご飯には少しだけこだわってみませんか。

品種選びや炊き方、冷まし方を工夫することで、昼食の時間にふたを開けた瞬間の美味しさは大きく変わります。

冷めても美味しいご飯は、お弁当を食べる人への何よりのごちそう。

毎日のお弁当に込められた愛情が、ご飯の一粒一粒を通して伝わりますように。

一番ぴったりな気持ちを押してね!

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