【保存版】米びつの虫、食べても大丈夫？正しい対策と予防法を解説

「気づいたら米びつの中に虫が…！」
そんな経験はありませんか？大切なお米に虫が湧くと驚きますし、食べられるのかどうかも気になりますよね。

この記事では、米に湧く虫の種類や原因、対処法、予防策に加えて、真空パック米のメリットやお米の賞味期限・適切な買い置き量についても詳しく解説します！

米びつにわく虫の種類とは？

お米に湧く虫には、主に以下の種類があります。

コクゾウムシ

コクゾウムシ　農研機構の「食品害虫」より　https://www.naro.affrc.go.jp/org/nfri/yakudachi/gaichu/zukan/16.html

• 体長2〜3mmの黒っぽい甲虫
• 成虫はお米の内部に卵を産みつけ、幼虫はお米を食べて成長
• コクゾウムシの卵、幼虫、さなぎはお米の中なので、成虫以外は普段は見ることができない
• 別名：穀象虫、こくぞう、ほり、つみ等

ノシメマダラメイガ

ノシメマダラメイガ 農研機構の「食品害虫」より https://www.naro.affrc.go.jp/org/nfri/yakudachi/gaichu/zukan/28.html

• 体長1cm前後の小さな蛾
• 幼虫（白いイモムシ）が米を食べ、成長すると蛾になって飛び回る
• 幼虫は2mm程度の糸くずのようで、色はお米にそっくりなので、よく注意しないと気づきにくい
• お菓子、インスタント食品、小麦粉や豆などの袋を食い破って中に入り込み食べることもあるので注意
• 袋の小さな通気孔から侵入することも
• 食品の表面に細かく糸を張り、覆ってしまうこともある

コナナガシンクイムシ

コナナガシンクイムシ　農研機構の「食品害虫」より https://www.naro.affrc.go.jp/org/nfri/yakudachi/gaichu/zukan/19.html

• 筒状で、茶褐色。体長2-3mmの非常に小さい虫
• 乾燥した食品（米・小麦粉・乾物など）に発生しやすい
• 穀物の表面に産みつけられた卵から孵化した幼虫が穀物内に食入し、穀物内で成虫まで生育する
• 別名：粉長蠧虫、ながしんくい

どの虫も、米びつや食品庫の中で繁殖しやすいため、早めの対策が大切です。

なぜ米に虫が湧くのか？

お米に虫が湧くのには、主に以下のような原因があります。

虫の卵がもともと米に付いている

市販のお米には、ごく少量ですが虫の卵が付着していることがあります。適切な環境（高温多湿）になると孵化してしまいます。

お米を精米するときに、色彩選別機で色の悪いお米（虫食いの米、未成熟な米）などといっしょに虫も弾きとばします。しかし、一部は残ってしまうことがあります。

高温多湿の環境

虫の卵は気温20℃以上になるとひと月ほどで孵化します。
さらに、気温25℃以上、湿度が高いと虫が繁殖しやすくなります。
特に梅雨から夏にかけては要注意です。

保存状態が悪い

密閉されていない容器や、古いお米が残ったままの米びつは虫が繁殖しやすい環境です。
米びつの底に残ったぬかなども害虫のエサになるので要注意です。

虫が湧いたお米を食べても大丈夫？

虫がわいたお米も、基本的には食べても害はありません。

虫やそのフンを口にしても、人体にはほぼ影響はありません。
数匹出てきた程度なら、虫を取り除いてお米を食べてしまえばいいでしょう。
しかし、たくさん虫が出てきたときは、取り除くのもむずかしいので処分するのが無難です。

また、お米につく虫には昆虫が多いため、甲殻類アレルギーを持つ人はエビやカニを食べた時のようなアレルギー症状を引き起こす可能性が。
食品アレルギーを持っている人は特に注意しましょう。

虫が湧いたお米はどうすればいい？

もし虫が湧いてしまったら、以下の方法で対処しましょう。

冷蔵庫や冷凍庫で退治する

お米をビニール袋に入れ、冷蔵庫（5℃以下）で数日、または冷凍庫（−15℃以下）で2〜3日置くと、虫は死滅します。

ふるいにかける

ふるいを使って虫を取り除く方法もあります。
ふるいにかけて米の間にいる虫や異物を浮かび上がらせ、ピンセットや箸などを使って丁寧に虫を取り除きます。

天日干しする

ベランダや庭など日光の当たる場所で清潔な紙にお米を広げ、日光による熱で虫を駆除し、害虫をできる限り取り除きます。
ただ、あまり長い時間をかけすぎるとお米が乾燥しますし、強い風で米が飛ばされることもあるので注意してください。

洗って使う

よく洗って炊飯すれば、ある程度は問題なく食べられます。
大きなボウルに米を入れ、水を注いでから手で優しくかき混ぜ、虫や浮いてきた米（虫に食われた質の悪い米）を取り除きます。

ただし、虫のフンや抜け殻が残る可能性があるので、甲殻類アレルギーのある方は慎重に。

思い切って処分する

大量に湧いてしまった場合は、米の品質も落ちているので潔く処分するのがベストです。

虫が湧いた米びつはどうすればいい？

お米を入れている米びつも適切な手入れが大切です。
米びつには虫の卵やフンが残っている可能性があるため、以下の手順でしっかり掃除しましょう。

米びつの掃除手順

虫が湧いた米びつは次の手順で手入れをしましょう。
お米をカラにしても虫の卵が残ってることがあるので、くれぐれも放っておかないようにしてくださいね。

1. お米をすべて取り出す
2. 中性洗剤で洗い、しっかり乾燥させる（できないときは内側を乾いた布で拭く）
3. アルコール（消毒用エタノール）で拭くとさらに効果的

プラスティックや金属製の米びつは、基本的には水洗いして問題ありません。
水洗い後はきちんと乾燥させましょう。
天日干しで乾かせば、日光の紫外線による消毒も同時に行えます。

木製の水洗いできない素材の米びつは、固く絞ったふきんで全体をきれいに拭きます。

米びつをきれいに保つコツ

新しいお米を米びつに入れるときは、古いお米を使い切ってからにしましょう。
その際に定期的に米びつをきれいにすれば虫がわくのを予防できますよ。

米びつを選ぶときは手入れのしやすさも考えて購入しましょう。

米に虫が湧かないようにするためには？

虫が出てから対処するより、まずは虫がわかないようにするのが大事。
虫が湧くのを防ぐために、以下の予防策を実践しましょう。

密閉容器に保存する

お米にわく虫は、袋の穴などから入り込んでくることがあります。
密閉できる米びつやジップロックを使用すると、外から虫が入ってきません。
また、空気に触れにくいのでお米の味も劣化しにくいメリットもあります。

2リットルサイズのペットボトルを利用するのもよい方法です。
冷蔵庫のドアポケットにも立てやすく、汚れたときの取り換えも簡単です。

冷蔵庫で保存する

特に夏場は冷蔵庫保存が安心。
20℃以上だと虫が繁殖しやすくなります。
逆にいえば、温度が低ければ虫が増えません。お米は15℃以下で保管してください。

唐辛子や防虫アイテムを活用する

唐辛子やにんにくを米びつに入れると虫が寄り付きにくくなります。
唐辛子で虫除けをする場合には乾燥したものを使用し、こまめに入れ替えながら使うのがおすすめです。

虫よけの唐辛子やにんにくは、1〜2ヶ月ごとに交換するのがおすすめです。匂いが薄れたり乾燥して劣化したりすると、虫よけの効果も薄れます。

また、市販の米専用防虫剤も効果的です。
唐辛子やワサビの成分が入った虫よけグッズがお米の近くで売られていることが多いので、お米を買う際にチェックしてみてください。

古いお米を残さない

お米を買ったら、新米と古米を混ぜないようにし、早めに消費するのも大切です。
開封したお米は１～２ヶ月程度で食べきってしまいましょう。

真空パックのお米なら虫の心配なし！

タナカ農産では真空袋でのお米の販売を行っており、虫の発生を防ぐのに最適です。

✅ 真空パックのメリット
✔ 空気が遮断されているため、虫の発生リスクゼロ！
✔ 湿気を防ぎ、お米の鮮度を長期間キープ！
✔ 開封するまで美味しさを維持できる！

「虫が湧くのが心配…」という方には、真空パックのお米がおすすめです！
なるべく日の当たらない暑くなりにくい場所なら、6ヶ月以上自宅で保管できます。

お米の賞味期限と、適切な買い置き量

お米には明確な賞味期限はありません。
トマトやキュウリに賞味期限や消費期限が書かれていないのと同じです。保存状態によって、お米の味や状態は大きく左右されます。

購入したお米は冷暗所（日の当たらない涼しい場所）に保管して、なるべく早く食べましょう。
夏場は冷蔵庫に入れるのもおすすめです。

適切な買い置き量の目安

• 1人あたり 5kgで約1ヶ月分
• なるべく1〜2ヶ月で食べきれる量を購入するのが理想！

真空袋（真空パック）で包装されていないお米は、未開封でも少しずつ酸化して味が落ちていきます。

「長期間保管したい」場合は、タナカ農産の真空袋の米がおすすめです！

米びつに虫が湧いたらの対処法・まとめ

✅ 米に虫が湧くのを防ぐには、密閉保存・冷蔵庫保管・防虫アイテムが効果的！
✅ 唐辛子やにんにくは1〜2ヶ月ごとに交換を！
✅ 真空パック米なら虫の心配なし＆鮮度キープで安心！
✅ お米は1〜2ヶ月で食べきれる量を買うのがベスト！

美味しいお米を虫から守るために、しっかり対策しましょう！

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タナカ農産の通販サイトは上記のバナーかリンクからご覧いただけます。

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2024.04.22